(うちの会社と契約しているカウンセラーのコラム)
クマのプーさん、街中でも、おもちゃ売り場でもよく見かけますよね。
特に子供や若い女性に人気があるようで、これまでにお子さんのある家庭を訪問した時のことを思い返すと、大体の家でプーさん人形と出会っているように思います。
この根強い人気の秘密は何でしょうか?もちろん、プーさんのかわいらしい外見にもありますが、プーさん独特の、あののんびりだらだらのキャラクターにあるようにも思えます。
クマのプーさんは、イギリスで生まれました。
童話の主人公である、クリストファーという子供が持っているクマのぬいぐるみです。
プーさんは、ひたすら友達と食べ物と、心地よいおしゃべりのことだけを気にかけて毎日を過ごします。
プーさんの「世界で一番大好きなこと」は、友達のピグレットと一緒にクリストファー・ロビンを尋ねていって、たわいもない会話を交わすこと、外はうれしくなるようなお天気で、小鳥が歌っている、そういったこと。
そんなプーさんのほほえましい一日を想像してみると、少し心が柔らかくなるような気がしませんか?
以前、ある本の中で読んだことがあるのですが、プーさんの故郷、イギリスの人たちは、こういった「何もしない時間」をとても大事にする文化があるのだとか。
どんなに忙しくても、それを認めることをためらうし、忙しい中でも、できるだけのんびり過ごす時間をとろうと努力しているのだそうです。
あるイギリス人は、日本に来た際、日本人の挨拶に驚いたとか。挨拶がわりに、「忙しいですか」「忙しいです」との言葉が交わされ、別れるときには「がんばって」と言う。
お互いに頑張ってと励ましあっている雰囲気に馴染みづらかったそうです。
私たち日本人にとっては、普段、当たり前のように交わしている言葉ですが、視点を変えてみると、せわしなさが感じられるのかもしれません。
そう考えると、私たちにとっては、時間なく追われる毎日が、疑問を持たないほど当たり前になってきているのかもしれません。
確かに、私たちは、のんびりだらだら、何もしないでいるにはあまりに忙しいし、そんな時間をとることも難しいと思います。
けれども、追われ続ける毎日の繰り返しでは、容量オーバーになってしまいませんか?
人の心は、器の大きさも決まっていて、容量がいっぱいになってしまっては、新しいものや興味を魅かれることがあったとしても、取り入れる余地も、気づく余裕もなかなか持ちづらいですよね。
時には、気持ちにゆとりのスペースを作ることは、私たちの生活に、新しい視点や可能性をはぐくむことにもつながってくるようにも思えます。
たまには、プーさんのように、のんびりだらだらした時間を作ってみてはどうでしょう?
ぽかぽか陽気の中、ただ過ぎてゆく時間を楽しむ。青空を眺めながら、寝転びながら、ぼんやり考え事をしながら。何か素敵なことが起こる予感がしてきませんか?
(以上、カウンセラーのコラム)
>あるイギリス人は、日本に来た際、日本人の挨拶に驚いたとか。挨拶がわりに、「忙しいですか」「忙しいです」との言葉が交わされ、別れるときには「がんばって」と言う。
たしかに、「どう最近?忙しい?」「おかげさまで、ぼちぼちだよ」って良く言うかもね。
でも本来の日本人の心は、のんびりだと思うのです。
だって、「忙しい」という漢字「心」を「亡くす」って書くでしょ。
だから、私は、これを知ってからは「忙しい」って言わないようにしています。「忙しそうですね」とも言わないように気をつけます。
「時間が足りない」って言ってるんだけど・・・・・・
意味は変わらないですね。
1ヶ月の休暇を取ってオートバイで日本一周 と思っていたら、ガソリン高くなるし・・・
山奥の電気もガスもない小屋で、畑を作って、ヤギを飼って、毎日 山と空と雲を眺めながら暮らしたいです。
・・・・・でも、ネットは必要・・・・?